東京大学が蓄積してきた教養教育を東アジアに向けて発信するとともに、東アジアの諸大学との教養教育・学際研究を主軸とした交流・連携を進める

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ようこそEALAIへ

東アジアリベラルアーツイニシアティブ(EALAI)は、東京大学が蓄積してきた教養教育を東アジアに向けて発信するとともに、東アジアの諸大学との教養教育・学際研究を主軸とした交流・連携を目的としている。当初、海外教育プログラム(文部科学省「大学教育の国際化推進プログラム(戦略的国際連携支援)」)として2005年に発足したEALAIは、2008年度のプログラム終了に伴い、2009年4月からは教養学部附属施設、2012年4月からは大学院総合文化研究科・教養学部の附属施設となり、それまでの成果を継承しつつ、教育と研究の両面にわたって活動を展開している。

EALAIの活動の基礎となっていた「東アジア四大学フォーラム(BESETOHA)」は、第4ラウンドの最終年度となる2014年度をもって終了し、2015年度からはBESETOHAの実績を基盤とした東アジアの大学間における教育関連事業の展開が、EALAIの重要な任務となっている。アジア地域共通の問題意識を踏まえたE-lecture(遠距離会議システムを利用した共同講義)の実施、2014年度から始まった東アジア学生カンファレンスへの参加が、東アジア地域の多様性を踏まえながら、この地域共通の教養教育を構築するための活動の一環として、重要な意味を持っている。また、東アジアに関わるテーマの授業を教養学部において展開することもEALAIの任務である。

さらに2016年度には、本学教養学部は「平成 28 年度大学の世界展開力強化事業」(キャンパス・アジア)に北京大学元培学院、ソウル大学校自由専攻学部とともに申請して採択された。これにより、EALAIのもとにキャンパス・アジア 運営体制を構築し、2020年度まで北京大学、ソウル大学校とのジョイント・レクチャー、サマープログラム、東アジア学生カンファレンスなどを通じて、東アジア地域の歴史と現状に関する理解と自分で考える能力を持ち、国境と学問分野 を超えて他者と協働してグローバルな問題の解決に当たることのできる人材(協創型人材)を育成していくこととなった。

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