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キャンパス・アジアとは

日本・中国・韓国の大学間の交流を進めるため、3か国の政府の合意によって2011年度から5年間の「キャンパス・アジア」パイロット事業が開始されました。キャンパス・アジア事業は2016年度からさらに5年にわたって行われることが決定し、これに東京大学教養学部は北京大学元培学院、ソウル大学校自由専攻学部とともに申請して、採択されることとなりました。

これから2020年度まで、北京大学・ソウル大学校とのジョイント・レクチャー、サマープログラムおよびウィンタープログラム、東アジア学生カンファレンスなどを通じて、東アジア地域の歴史と現状に関する理解と自分で考える能力を持ち、国境と学問分野を超えて他者と協働してグローバルな問題の解決に当たることのできる人材(協創型人材)を育成していきます。

事業の目的と概要

本事業は、日本・中国・韓国において教養教育を教育の核としている3つの大学(東京大学・北京大学・ソウル大学校)がアライアンスを設置して、高度な教養教育を基盤とする3大学共同の副専攻である「アジア協創サブメジャー」(英語名:Asian regional experts sub-major)を形成し、さらに3大学共同で教養教育の質を保証・向上させるための活動を行うことによって、それぞれの大学における高度教養教育の充実と、共同での人材育成を図ろうとするものです。本事業の目的は、これらを通じて、日中韓を中心とする東アジア地域の歴史と現状を踏まえつつ、分野や地域の境界を越えて様々な知を理解し、また多様な人々と協働しながら、グローバルな課題の解決に取り組むことのできる人材(「協創型人材」)を育成することにあります。

本事業には二つの柱があります。一つは学生の交流プログラムとしての「アジア協創サブメジャー」、およびそこで行われるジョイント・レクチャー等の活動です。もう一つは、教養教育の質の保証・向上に関わる活動です。

前者について具体的には、教員の相互派遣によるジョイント・レクチャーとそれへの各大学の学生の参加、サマースクール、および学生が主体となったカンファレンス等を行うことを計画しています。これらを教育交流の核とし、さらに各大学で教養教育の一部として開講されている講義・演習等を組み合わせて「アジア協創サブメジャー」を形成し、東アジアという地域に立脚した「協創型人材」を養成します。

また後者については、「アジア協創サブメジャー」での教育交流を踏まえつつ、教職員の相互派遣による教育の学びあい、派遣された学生による授業評価、その結果の各大学へのフィードバックと共有、さらには3大学の教員によるカンファレンスや共同のFDを通じて、お互いの大学の教養教育の質の保証・向上を図る活動を行います。これらの活動の成果は、「アジア協創サブメジャー」における講義・演習等の様々な授業の高度化、あるいは各大学における教養教育の高度化に利用されることとなります。

事業の概念

日中韓教養教育アライアンスによる高度教養教育の充実と「協創型人材」の育成

  • 東京大学の特色である教養教育を中韓の大学に発信し、日中韓の大学の連携によって高度化する
  • キャンパス内に多様な地域出身の教職員・学生が集うことにより、国際的な環境を創生する
  • 専門的な知識に偏らず、幅広い知識を持ち、世界的な視野と同時に、東アジアという地域の共通性と多様性を理解し、さまざまな地域出身者と協力して、世界的な舞台で活躍できる将来の東アジア地域のリーダーとなるべき「協創型人材」を育成する

質の保証と向上のための取り組み

教養教育の向上
  • 教員が他大学で授業を実施、見学し互いに学び合う。
  • 学生からのフィードバック
  • 日中韓の教員の共同FD
  • 単位認定の基準についての情報の共有と共通の基準の設定
  • 3大学の事務職員の交流と研修
質の保証
  • 学内のプログラム運営委員会
  • 3大学の教員による運営委員会の設置
  • 外部の識者を含めた第三者委員会によるプログラムの外部評価
学生の支援体制の充実
  • 英語、および中国語・韓国語による事務体制、学生支援体制の確立
  • 官庁、民間の外部の講師を招いた日中韓の学生に対するキャリア教育の実施

多様な教職員・学生の交流

プログラムによる人材育成の流れ

養成する人材像

本事業が養成する「協創型人材」は、具体的には以下のような人材を想定しています。

  1. 東アジアの歴史と現状を踏まえて、自分の専門分野を基礎として他者と協働して問題解決に当たる研究者ないし高度職業人。
  2. 東アジアの各地域を自分の専門分野としつつ、他の様々な研究者・専門家と対話し、グローバルな課題に学際的に取り組むことのできる研究者。
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